2024年05月02日( 木 )

20年の単身生活に別れ

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 唐津氏(仮名)は68歳になった。「このたび、定年で辞めることになりました」と挨拶に来られた。唐津氏は、ビル管理会社の社長を10年務めていたのである。

 このビル管理会社の歴代社長には、スーパーゼネコンの社員が再就職先として抜擢されてきた。この唐津氏もそのゼネコンを58歳定年で退き、今のポストに座ったのである。いやあ、本当に誠実な人柄で付き合いやすい人だった。

 お別れの挨拶のなかで「実は48歳から20年間、単身赴任でした。今さら夫婦仲良く暮らしていける自信がありません」と述べていた。「出身の佐賀県での、自由な暮らしをお祈りします、唐津さん!」とエールを送ろう。

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