2024年05月10日( 金 )

韓国企業初参加&田辺一城・古賀市長も登場! 自治体×企業マッチングイベント「ROYAL」開催

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 サテライトオフィス誘致支援を核として、地域振興に取り組んでいる(株)あわえ(徳島県美波町、吉田基晴代表)。同社では、地域課題をもつ「地方自治体」と、地方での新規事業創出や自社の技術を生かした事業展開を模索する「企業」が出会える場として、自治体と企業をつなぐマッチングイベント「自治体×企業マッチングイベント」を開催。これまでの29回におよぶ開催で、335自治体の出展と3,320名以上の企業関係者の参加により、企業の新規事業開発や実証実験、自治体との連携や、地域課題解決事例を創出してきた。

 今回、同社の設立10周年と第30回目の節目が重なることで、「自治体×企業マッチングイベント『ROYAL』」と銘打って7月11日(火)に開催する。

 イベントはオンラインで行われ、2部構成。7月11日に行われる1部はプレゼン日で、地方自治体が企業に向けて、それぞれが抱える地域課題や地域資源についてのプレゼンを行う機会となっている。今回のプレゼン自治体は全部で8市町。北海道安平町、秋田県能代市、宮城県加美町、福島県白河市、新潟県小千谷市、静岡県伊東市、島根県飯南町、そして福岡県古賀市だ。プレゼンは基本的に、同社の各自治体担当のローカル・インテグレーターやコミュニティマネージャーが行うが、古賀市だけは田辺一城市長も登場。自治体首長として、熱の入った古賀市のプレゼンを行う予定だ。

 2週間後(7月25日・26日)に行われる2部は、商談日という位置付け。1部での出展自治体のプレゼンタイム終了後に、商談登録の受付が開始され、企業側から自治体へマッチング希望をオファー。自治体と企業とのマッチングが成立すると、各社に20分間のマッチングタイムが付与され、商談日に企業が自社の技術を生かして、どのように地域課題を解決できるかの提案を行っていくという流れだ。

 同イベントは、地域課題や地域資源から新規事業開発や人材確保のチャンスにつなげたい企業が多く参加するイベントで、このイベントをきっかけに地方でのチャンスをつかんだ企業のなかには、1カ所だけでなく、複数の地域での事業展開や自治体連携につなげているところもある。なお今回は国内企業だけでなく、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)も初参加。自治体の課題解決に、韓国企業がオファーしてくるケースも考えられる。
 地域課題がビジネスチャンスにつながる同イベント。自治体と企業の双方にとって良い結果をもたらすマッチングを期待したい。

【坂田 憲治】


自治体×企業マッチングイベント「ROYAL」
第1部・プレゼン日
日 時:7月11日(火)午後1時~午後3時35分
会 場:オンライン 参加費:無料
申 込:https://peatix.com/event/3546813/
第2部・商談日
日 時:7月25日(火)・26日(水)午後1時~
※出展自治体プレゼンタイム終了後、商談登録の受付を開始

 

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