2024年11月14日( 木 )

九電工、奨学金の返済を肩代わりへ~来春以降入社の新卒社員が対象

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 九電工は2024年4月以降入社の新入社員を対象として、社員の奨学金の返済を肩代わりする制度を導入することを明らかにした。

 この奨学金返還支援制度の対象となるのは日本学生支援機構が貸与する奨学金で、大学院・大学・高等専門学校・専門学校の新卒入社の希望者全員が制度を利用できる。九電工は月限1万5,000円を上限とし、返還を支援する。支援期間は最長10年間で、最大で180万円を九電工が負担することになる。

 奨学金の返済は学生にとって小さくない負担であり、こうした制度の導入により、人材を確保することが制度導入の目的と思われる。九電工と同様に社員に対して貸与奨学金の返還を支援する制度を設けている企業は全国にあり、日本学生支援機構はホームページ(企業の奨学金返還支援(代理返還)制度)において関連企業の情報を掲載している(企業側が同機構HPでの掲載を依頼しているもののみ)。

【茅野 雅弘】

関連記事