2024年05月04日( 土 )

FIG、23年12月期決算は増収減益 来期は大幅増益予想

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 IoT事業、マシーン事業などを手がけるFIG(株)(本社:大分市、村井雄司代表、東証プライム)はこのほど、2023年12月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は135億3,400万円(前期比4.8%増)、営業利益は7億2,300万円(同22.4%減)、経常利益は7億1,500万円(同25.8%減)、当期純利益は2億100万円(同69.4%減)で、増収減益となった。

 同社が将来の中核事業ととらえるマシーン事業において、搬送ロボットの本格的な製造を進め目標としていた売上高約10億円を達成。搬送ロボットと周辺設備や装置の連携など提案営業を強化した結果、売上高は49億2,500万円(同22.5%増)、営業利益は5億3,400万円(同105.7%増)となった。しかし、主力であるIoT事業においては、前期に比べ大型案件のフロー売上高が減少した影響などにより、事業別の売上高は83億6,100万円(同3.6%減)、営業利益は11億8,100万円(同16.2%減)となった。また、特別損失として、投資有価証券評価損3億円などを計上した結果、当期純利益は大幅な減益となった。

 24年期については、売上高は150億円(前期比10.8%増)、営業利益は11億2,300万円(同55.2%増)、経常利益は10億9,200万円(同52.7%増)、当期純利益は10億円(同375.7%増)で、増収増益を予想している。

【寺村 朋輝】

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