2024年12月10日( 火 )

北九州市・若松北海岸の規制緩和で観光開発が可能に

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 北九州市は8月21日、若松区の北海岸エリアにおいて、これまで制限されていた観光関連施設の開発を可能とする「Secret Sunset Coast PROJECT in若松」を開始した。

民間事業者の計画案(イメージ) 地産品の販売所・カフェなど(国道495号沿い)
民間事業者の計画案(イメージ)
地産品の販売所・カフェなど(国道495号沿い)

    プロジェクトエリアは、雄大な自然景観、新鮮な野菜や果物、魚介類に恵まれ、観光資源のポテンシャルにあふれる若松北海岸エリアで、具体的には若松区大字安屋および大字有毛のうち、国道495号(若松北海岸側道路)沿線から海側の区域(同じ道路端から内陸部にかけて30m内の区域含む)。

 対象とする観光関連施設は、飲食店・農水産物等直売所・体験農園などの「地域の食を活用する事業」のほか、ホテル・スパ・展望台などの「地域の景観を活用する事業」、マリンレジャー・スポーツ教室などの「地域の自然と直接触れ合う事業」、物販施設(土産物店など)・カフェなどの「地域資源を活用した観光推進にともなう事業」の4つに大別される。

民間事業者の計画案(イメージ) 海を見渡せるレストラン
民間事業者の計画案(イメージ)
海を見渡せるレストラン

 同市の武内和久市長は21日の定例記者会見において、「今回のプロジェクトでは、これまでの開発制限を一部緩和し、民間事業者による創意工夫、そして投資の促進を通じて、エリアが持つ観光資源としてのポテンシャルを解き放ち、この若松のもつ可能性を引き出して観光地化を進めていきたい」とコメント。北九州市としては今後、同プロジェクトを契機として若松北海岸のポテンシャルを生かし、民間投資を呼び込むことで観光地化および賑わいづくりを促進していきたいとしている。

 なお、プロジェクトエリアとなる若松北海岸地区は現状、市街化調整区域となっているが、今回の規制緩和は同エリアを市街化区域に編入するのではなく、個別の案件ごとに審査を行い、基準をクリアしたものが建築可能となる。

【坂田憲治】

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