2022年01月22日( 土 )
by データ・マックス

九州地銀の15/9月期(中間)決算を検証する(1)

 先月23日、西日本シティ銀行は2016年10月を目処に持ち株会社を設立することを表明。九州では既にふくおかFGや今月1日に誕生した九州FG(肥後銀行・鹿児島銀行)が持ち株会社となっており、九州を本拠地とする3つのFGが誕生することになる。
記者会見の席上、谷川浩道頭取は、「現段階で他行との経営統合を意識しているわけではない」としているが、「将来的には再編の可能性も否定できない」と含みを持つ発言をしており、今後この三グループを中心に金融再編が進められることになりそうだ。

 その前哨戦ともいえる15/9月期(中間)決算が出揃った。まずはその3グループの実力度について話を進めていくことにしたい。別表1、2、3を見て頂きたい。

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この表から見えるもの

1.ふくおかFGについて
・ふくおかFGの総資産は下表の通り、15兆8,729億円(前期比1.3%増)で地銀トップの座を維持している。因みに第2位の横浜銀行の15兆3,078億円だが、同行は来年4月に総資産2兆1,469億円の東日本銀行と共同持ち株会社コンコルディア・フィナンシャルグループ(以下FG)を設立して経営統合する予定となっており、その座を奪われることになりそうだ。

・ふくおかFGの連結修正後の当期(中間)純利益は305億円で、西日本シティ銀行グループ(以下G)の167億円と九州FGの161億円を足したものに迫る勢いとなっている。圧倒的な収益を確保しているのが読み取れる。
・ふくおかFGの中でも、福岡銀行の預金残高9兆1,795億円。貸出金残高は7兆9,054億円となっており、グループ内だけではなく九州地銀18行の中でも飛び抜けた存在となっており、金融再編においても主導的な役割を果たしていくことになりそうだ。

(つづく)
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

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