【連載8】今こそ推したいアビスパ福岡:「太宰府市民政庁まつりなどを通じた長年の交流」~太宰府市長・楠田大蔵氏

 福岡市のベッドタウンで、太宰府天満宮や九州国立博物館といった福岡県を代表する観光名所のほか、水城跡などの史跡を有する太宰府市。同市は2024年8月にアビスパ福岡とのフレンドリータウンに関する協定を締結(県内自治体18番目)した。太宰府市長・楠田大蔵氏に、アビスパ福岡への応援メッセージをいただいた。

アビスパ福岡とフレンドリータウン協定を締結 太宰府市

 ──昨年アビスパ福岡とフレンドリータウン協定を締結された経緯はどのようなものでしょうか。

 楠田大蔵氏(以下、楠田) フレンドリータウン協定は、本市が推進する「太宰府市スポーツ推進計画」ならびに、アビスパ福岡の基本理念である「地域に根ざしたスポーツクラブ」および「地域に生活する人々とともにスポーツを通じて、子どもたちに夢と感動を、地域に誇りと活力を与える」ことを目的として、24年8月にアビスパ福岡(株)代表取締役社長の結城耕造様ご出席のもと、協定を締結いたしました。

 太宰府市はフレンドリータウン協定を締結する以前から太宰府市民政庁まつりへのブースの出店などアビスパ福岡様との交流がありました。市議会でもフレンドリータウン協定を進める質問をいただくなど市民からも関心を寄せていただきました。

 ──フレンドリータウン協定を結ばれてからどのような活動に取り組まれていますか。

 楠田 太宰府市は「地域活性化」と「スポーツ文化の振興」を掲げており、アビスパさんも「地域に根差したスポーツクラブ」を掲げていらっしゃいます。

 フレンドリータウンとなった自治体は、アビスパ福岡の選手の方々が各自治体を担当されます。本市はフォワードの藤本一輝選手と、ディフェンダーの池田樹雷人選手のお二人が担当していただいており、昨年11月に池田選手が来庁いただきました。

 昨年9月、小学生とその保護者を対象に市と社会福祉協議会の主催で、市体育センターを会場に「チャレンジ・ブラインドサッカー」の体験会を行いました。ブラインドサッカーとは視覚障害のある選手などが、音の鳴るボールで競技を行うもので、パラリンピックの競技にもなっております。

 体験会には、九州ブラインドサッカー協会とアビスパ福岡の支援を受けて活動している「ラッキーストライカーズ福岡」の皆さんに講師としてきていただきました。子ども達もアイマスクを着用し、ドリブルなどに挑戦し、音を頼りにプレーする難しさなどを実感したようです。

 ──今年の取り組みはいかがでしょう。

 楠田 1月には初めて「新年感謝の集い」に参加させていただきました。直近では6月21日(土)開催の「アビスパ福岡VSアルビレックス新潟」戦は、太宰府市を含めた福岡都市圏合同応援デーとして、都市圏の小・中・高校生とその保護者6,000名が招待されることになっています。

 ──アビスパ福岡に応援のメッセージをお願いします。

 楠田 太宰府市もフレンドリータウン協定の締結を機にアビスパ福岡様と連携を深め、これからも全力で応援してまいりたいと思います。J1初優勝を期待しています!

アビスパ福岡とフレンドリータウン協定を締結 太宰府市

【近藤将勝】

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