【異色の芸術家・中島氏(24)】個展開催の中国・蘇州より

 福岡市在住でニューヨークなどでも活躍する芸術家の中島淳一氏が、23日から26日まで中国江蘇省蘇州市で開催される芸術展において個展を開催した。詳細は改めて報告するが、すでにこれまで以上の価格帯で販売された絵もあるという。その期間中に中島氏より送られてきたメッセージを紹介する。

 売上からの取り分について、プロデューサーの孫氏は自身の取り分を低く設定していた。「それでは、孫さんはあまり収益にならないのでは」と言うと、孫さんは「私はお金のために動いているんじゃない。世界中の人々に中島先生の絵がどれほどすばらしいかを知ってもらいたいだけです。

 ゴッホもピカソも実物を見ました。中国の有名なトップクラスの画家の絵もたくさん見ました。たしかにすばらしいです。でも、動画で、先生のdawnシリーズを見たときはほんとうに興奮しました。初めての体験。アトリエで実物を見て、確信しました。唯一無二の絵。ラプソディシリーズにも人を癒す宇宙エネルギーを感じます。でもdawnシリーズに惹かれます。なぜなら、まず何と言っても美しいんです。何が描いてあるかはわからなくても、この美しさは誰にでもわかります。見れば見るほど引き込まれます。鉛筆と水彩のドローイングに衝撃を受けました。びっくりしました。これは凄いと。

 北京の個展にはドローイングも展示したいです。dawnシリーズは通常の絵画を超越していますが、ドローイングの細い線描は直接的に視覚を刺激する力があります。dawnシリーズとラプソディシリーズ、ドローイングの3つがそろえば完璧な個展ができます。今はそんなに売れなくても、個展をするたびにファンが増えます。3月に海南島で個展をするときはもっと売れると思います」。

 孫さんの言葉に、思わず感激してしまいました!

 (私の絵は彼らにとって)たしかにまったく未知数だから、面白いのかもしれません。量子物理学の博士が朝から夜までずっと私の作品を凝視していましたので驚きました。そんな人の姿を見たことはありません。どうしてこんな絵が描けるのか不思議でならず、じっと見ていたら、夜になっていたと。一緒に食事しました。

 少しずつわかってきたのは、蘇州の経営者だと思っていた方々も上海、北京に事務所があり、みんなつながりがあるので、たとえば、北京で個展をするときも協力を得られるということです。ドバイの画廊から、展示に来てくれたのもみんな仲間としての絆があるからだと思います。

 芸術作品もビジネスとなると、販売実績だけがものを言うようです。販売実績があると、北京の一流の画廊に常設展示できる可能性があります。北京で個展ができそうな気配です。北京、海南島、そしてドバイへつながればと願っています。 

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