Dステーション 25年6月期決算は増収増益

 パチンコホール「D’STATION(以下、Dステ)」などを全国で60店舗以上展開するNEXUS(株)(群馬県高崎市)は本日、2025年6月期決算を発表した。なお、NEXUSは9月1日より社名をD’station(株)に変更している。

 これによると、売上高は3,751億8,700万円で前期比約249億円の増収となった。熊本県では2店舗目となるスーパーD’ステーション39八代店がオープンをはたしたほか、集客効果のあるスマートパチスロ機の設置台数がパチスロ機全体の60%を超えるなど、順調な稼働につながる店舗運営が売上増に貢献した。同社は今年(株)ザシティ(神奈川)からホール・エーティー千葉店の経営事業に関する権利義務を承継するなど、M&Aの積極活用により事業規模を順調に拡大させている。

 また、Dステ大崎店と東金店の2店舗を閉店するなどの店舗再編も実施。経費削減も奏功し、営業利益は86億6.900万円(前期57億5,100万円)、経常利益は76億3,600万円(同50億8,100万円)を計上し、増益となった。

 同社は今後も複数店舗の新規出店を計画しており、今期の目標として、売上高3,850億円、営業利益85億円の達成を掲げている。

【代源太朗】

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