九州の観光産業を考える(36)灼熱九州の息継ぐ先

願いむなし恐怖の陽射し

 昨年の夏、欧州や米国では熱波に起因する山火事が続発し、延焼により市民の居住区が危険に晒される報道を多く目にした。旅先に変更が生じるなど、当然、観光にも被害はおよぶ。そんな猛烈な暑さがようやく過ぎようという頃、来年はどうか平年並みの夏であってほしいと願いながら、心の奥底で多くの人は、そうはいかずさらに苛烈な暑さが襲いくる夏になるのだろうと予感していたのではなかろうか。

 そして危険で恐ろしい2025年夏がやってきた。米国のグランドキャニオン国立公園では山火事がけたたましい範囲に広がり...

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