商圏の集約化や工事の内製化を推進 高収益の追求で持続可能性ある企業へ|マルモク

<COMPANY INFORMATION>
(株)マルモク

代 表:村田裕昭
所在地:福岡県那珂川市仲3-13-6
設 立:1970年3月
資本金:1,000万円
TEL:092-952-3911
URL:https://www.marumoku.co.jp


【目次】

働き方改革など
市場の変化に対応

村田裕昭代表
村田裕昭代表

 木材を中心とする建築資材の販売や、住宅などの建築物の内装工事を手がける(株)マルモク。新設住宅着工が縮小傾向にあり、他方、働き方改革も求められるなど、従来とは異なる市場環境に対応するため、同社は商圏の集約化や「量から利益」を重視する経営への転換を図るなどして、競争力の確保、向上を図っている。また、事業承継にもメドが立ち、運営方針もトップダウンから合議制に変更するなどして、企業の持続可能性を追求する姿勢も見せている。

 働き方改革を推進するために、取引先の工務店やゼネコンは社員の負担軽減に向けた措置として、施工現場を土日祝休みにする事業所も増えてきた。そのため、資材を供給するマルモクに対しては日時指定による搬入指示が常態化し、ジャストインタイムでの物流といった業務の精度アップが求められるようになった。そこで、同社は遠方向け大量直送の事業モデルを見直し、商圏を福岡・熊本の一部へ集約した。遠方になればなるほど物流コストが嵩むためで、「近接・即応」、つまり配送距離が短い商域での深耕を行って、顧客満足とそれによる収益性の優先を図ろうとしている。

 このほかにもFSC等の環境認証材の需要拡大に合わせて、それに適合した商材の取り扱いを増やすことなどで収益と差別化の両面を強化する考えだ。また、工事部門についても、大工工事・内装工事・床工事を基盤としつつ、自社で進行管理ができ、消費者に直接、差別化ポイントを訴求できるリフォームや外装大規模改修まで領域を広げている。将来的には職人の自社抱えも選択肢に入れて、外注依存の比率を下げ利益率が高い「内製化」へ段階的に取り組んでいく予定だ。

トップダウンから
合議制へ移行

床工事の様子
床工事の様子

 組織運営では「トップダウンから合議制へ」の方針を明らかにしている。これにより、社員全員が方針を理解・納得して進めることができる組織づくりをする。また、部門横断で議論する場も常設し、工事部長・総務部長・銀行OB顧問などの経験層を核に、世代をフラット化して次代人材を育成できるような体制を目指している。地域の建設コミュニティ(経営者会など)との協力体制も強化しつつ、ネットワークを活用して採用・教育・企画力の底上げも図っていく構えだ。

 同社の村田裕昭代表は、「顧客に必要とされる会社、社員が働きやすく誇れる会社を目標に掲げて、今後10年のスパンで体制と収益構造をつくり替えていきます」と語り、企業の成長と持続可能性を追求する姿勢を示している。

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