武田良太氏ら政策グループを結成~自民党内派閥復活の動きへ

 旧安倍派や旧二階派などの政治資金規正法違反事件を受け、麻生派以外は解散したが、衆院選後、旧来の派閥枠にとどまらない新たなグループ結成の動きも出始めている。

 武田良太元総務相は2日、国会内で自身が会長を務める政策勉強会の初会合を開いた。会合では勉強会の名称を「総合安全保障研究会」とした。平沢勝栄氏ら旧二階派(志帥会)のメンバーを中心に約20人が集まり、福岡県内では武田氏のほか、宮内秀樹氏、鳩山二郎氏が参加した。

 武田氏は「今までの派閥の形態とはまったく違う、新たな日本の政治のロールモデルを立ち上げたい」と語っているが、政治団体としての届け出は行わず、政策勉強会として今後も毎週木曜日に会合を開くという。

 派閥の解散は岸田文雄氏が自民党総裁(首相)時に行ったが、岸田氏の出身派閥・旧宏池会も復活の兆しがある。旧宏池会内で岸田氏と林芳正総務相が主導権を巡り対立しているが、宏池会の元名誉会長・古賀誠氏は林芳正総務相を応援しており、九州・山口の宏池会系議員は林氏に近いとされる。 

 衆院選後の派閥再建の動きは、旧二階派、旧宏池会以外でも出ている。その1つが旧安倍派の動きである。旧安倍派は選挙後、萩生田光一幹事長代行や西村康稔選対委員長の呼びかけにより約20人で会合を開いている。

 麻生氏も今回当選した新人議員の囲い込みを進めている。2月の派閥・志公会の会合で、新人を含む18人が入会し、麻生派は60人と一大勢力になった。福岡県内では、吉村悠・三原朝利両氏が麻生派入りしている。

 自民党福岡県連関係者は「福岡は伝統的に古賀誠氏や太田誠一氏との関係で宏池会が強かったが、武田氏との対立関係もあり、今後は麻生派が勢力を強めてくるのではないか」との見方を示した。

【近藤将勝】

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