トラストHD、26年6月期は赤字転落 不動産販売低迷と医療法人向け貸倒引当が響く
10日、トラストホールディングス(株)(福岡市博多区、山川修代表)は2026年6月期連結決算を発表した。それによると、売上高は118億400万円(前期比8.4%減)、営業利益は5億2,100万円の赤字(前期は5億2,900万円の黒字)、経常利益は6億3,900万円の赤字(同4億7,400万円の黒字)、当期純利益は7億1,100万円の赤字(同3億4,500万円の黒字)で、減収赤字となった。
主力の駐車場事業では、駐車場用地の地代や人件費の高騰が進むなか、コストを抑えた駐車場開発や安定的な賃貸借契約の実現に注力し、売上高は70億5,600万円(前期比0.8%増)、営業利益は2億9,400万円(同11.8%増)となった。駐車場等小口化事業では、売上高は5億2,500万円(前期比15.1%減)、営業利益は2,500万円(同32.2%減)となった。
一方、不動産事業では、新築マンションが佐賀県唐津市と福岡県大野城市に竣工したが、販売エリアへの同業他社の流入、建築コストの高止まり、住宅ローン金利上昇による消費者マインド低下などの影響で、引渡し実績が計画を大きく下回り、売上高は25億2,300万円(前期比27.6%減)、営業損失は1億3,500万円となった。
メディカルサービス事業では、医療機関などへの不動産賃貸、貸金業務、各種コンサルティング業務を通じて医療機関向けサービスを展開している。不動産賃貸収入は堅調に推移したものの、医療法人への営業貸付金について、当該医療法人の経営改善の遅れにより回収可能額が見積もり額を下回る可能性が高まり、期末に貸倒引当金繰入額を計上した。この影響で、売上高は2億5,900万円(前期比6.3%減)、営業損失は7億1,500万円となった。
RV事業では、キャンピングカーの製造、販売、修理・リノベーションに取り組んだものの、新車・中古車ともに販売台数が計画を下回り、売上高は3億9,200万円(前期比21.8%減)、営業損失は3,800万円となった。その他事業では、温浴施設の販促活動やサウナ設備のリニューアル、警備事業の契約獲得などに取り組み、売上高は10億4,600万円(同4.6%増)、営業利益は2,900万円(同388.6%増)となった。
27年6月期の連結業績予想については、売上高138億円(前期比16.9%増)、営業利益4億2,000万円、経常利益3億円、親会社株主に帰属する当期純利益2億円を見込む。
【寺村朋輝】









