2024年04月23日( 火 )

(株)システムソフト 第1四半期、増収減益~常駐要員の増加・新規取引開始で売上増

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 (株)システムソフト(本社:福岡市中央区、吉尾春樹代表取締役社長)が1月29日に発表した2016年9月期第1四半期決算は増収減益だった。

 発表によると、当第1四半期の連結業績(10月~12月)における売上高は7億900万円(前年同四半期比0.7%増)、営業利益1,200万円(同比10.4%増)、経常損失600万円(前年同四半期は経常利益400万円)、四半期純損失1,000万円(前年同四半期は四半期純利益200万円)。なお、通期の業績予想に修正はない。

 システムソリューション事業においては、Web技術をベースとするシステム開発に強みを持ち、不動産分野、情報通信分野、生損保分野、教育分野などの顧客に対して長年にわたりシステム開発およびソリューションサービスの提供に加え、賃貸不動産情報サイトの運営を行っているという。そのなかで、不動産分野については大型改修案件を受注していた前第1四半期に比べ売上高が減少したが、情報通信分野については常駐要員を増加させたこと、生損保分野については第2四半期より新規顧客との取引を開始したことでそれぞれ前年同四半期に対して売上を大きく伸ばし、売上高4億3,900万円(同比18.8%増)、セグメント利益は1,900万円(同比80.5%増)となった。

 マーケティング事業においては、当第1四半期累計期間において、前期に引き続き新規顧客の獲得やコンサルティングから派生するシステム開発の受注に努めたとしているが、景気の先行き不透明感から、市場環境の変化にともなうマーケティングコスト投下に対して企業は慎重な姿勢を続けている。その結果、売上高は2億7,000万円(同比19.3%減)、セグメント利益は5,300万円(同比4.4%減)となった。

【川元 浩明】

 

関連記事