2024年04月20日( 土 )

日経平均株価~前日比594円51銭安

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 新年度を迎えた4月1日の日経平均株価は、前日比594円51銭安の1万6164円16銭と大幅な下げでのスタートとなった。

 大きく影響したのが、日銀が4月1日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)だった。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)で、大企業製造業はプラス6だったが、昨年12月の前回調査を6ポイント下回っており、2四半期ぶりに悪化したことが下げの大きな要因となったと見られている。

 中国の3月の製造業の景況感を示す指数は、政府がインフラ事業への財政出動を拡大したため大企業を中心に前の月より大きく改善した。しかし、円相場は1ドル112円台前半で、原油先物市場も37ドル台後半でそれぞれ推移していることが嫌気され大幅な下げにつながったようだ。

 この動きにつられるように、九州地銀7行(東証上場)の株価も大幅に続落した。

表から見えるもの

・東証上場の九州地銀7行すべてが値を下げているのがわかる。
・4月1日に一番値を下げたのは九州FGで前日比▲35円の614だった。
・前年比下げ率では西日本シティ銀行の▲44.3%で、4月1日の終値は194円。次がふくおかFGの▲42.7%で、355円だった。

 日銀のマイナス金利導入により、銀行の株価は大きく値を下げており、今後の株価の動向に注目が集まっている。

【北山 譲】

 

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