2022年5月15日 06:00
現在のハイテク・半導体・ソフトウエアなどの先端分野では、自由貿易の原則が通用しないことを認識しておく必要がある。
2022年5月13日 13:00
産業集積はどのようにしてできるのだろうか。多くの製品は特定の地域の特産となっている。そこにしかない天然資源、海山の珍味に由来するものもあるが、たいていはほとんど偶然の産物である。
2022年5月12日 09:00
TSMCは台湾一国生産体制だが、それはTSMCにとってもリスクである。インテルはEUの補助金も受けて、欧州に製造拠点の建設を計画している。
2022年5月11日 15:16
世界のハイテク産業の主役はインターネットプラットフォーマーGAFAMであり、半導体もソフトウエア・設計といったソフトになっていると思われているが、必ずしもそれは正しくない。
2022年5月10日 17:07
恩典的円安の時代、購買力平価から相当程度(3割以上)安い為替レートが定着し、日本の価格競争力に為替面からの恩典が与えられる時代が始まった。懲罰的円高時代と同様に、今回も経済合理性とともに、覇権国米国の国益がカギとなる。
2022年5月9日 15:04
ストラテジーブレティン302号(4月1日)で分析したように、日本の競争力を根底的に破壊した懲罰的円高の時代ははっきりと終わり、日本に恩典を与える実力以上の円安の時代が始まっている。
2022年5月6日 14:35
円が1ドル131円までの急落となり、武者リサーチが過去10年にわたって主張し続けてきた長期円安の時代の到来が明らかになった。
2022年4月21日 06:00
そうなると米国の圧倒的優位性が浮かび上がってくる。米国は世界最大の石油ガス産出国かつ純輸出国である。エネルギー価格上昇は国全体ではマイナスではない。
2022年4月19日 15:24
ウクライナ戦争勃発以降、連日報道される悲劇の連続に気が重くなる。が、だからと言って世界の将来を悲観すべきではないだろう。ウクライナ戦争でプーチンが勝利する可能性はない。
2022年4月6日 17:09
しかし今、日本が貿易赤字国に転落したことで、恩典的円安の時代に入っていくのではないだろうか。それは購買力平価から相当程度(2~3割か)安い為替レートが定着し、日本の価格競争力に為替面からの恩典が与えられる時代である。
2022年4月5日 14:00
通貨の長期推移を振り返ると、日本円と中国人民元の特異性が際立つ。図表5に示す1995年以降の主要国通貨の実質実効レート推移により考えてみよう。
2022年3月19日 06:00
米国とNATOは中国に踏み絵を迫っている。ロシア産天然ガスの購入、軍事物資支援などを通して経済支援を行い、西側の制裁に対する抜け道を提供することが疑われているが、それへの対応次第では中国が孤立しかねない。
2022年3月18日 13:00
軍事、地政学の専門家ではないが、一定の論点整理を試みたい。電光石火の攻撃により緒戦で勝利し、ウクライナ側に(1)非武装中立化、(2)クリミア半島の主権譲渡などをのませるというプーチン氏の目論見は完全に失敗した。
2022年3月7日 17:07
ロシアがウクライナに対する軍事侵攻に踏み切って1週間が経ち、両代表団によってベラルーシで停戦協議が行われている。刻々変化する戦況を判断することは危険ではあるが...
2022年3月2日 17:31
グッドニュースはデフレの最悪期はアベノミクス登場で過ぎ去ったことである。円高が止まりデフレ(恒常的物価下落)も終焉し、日本においても企業には旺盛なアニマルスピリットが戻っている。
2022年3月1日 16:06
この生産性上昇の果実は経済統計ではほとんど捕捉できていないので、人々は需要不足とデフレリスクのマグニチュードを軽視してしまう。
2022年2月28日 16:12
「潮が引いた時、誰が裸で泳いでいたかがわかる」、はカリスマ投資家W・バフェットの言葉であるが、コロナパンデミックは我々に意外な気付きを与えた。日本人の萎縮した経済心理が世界の常識からかけ離れているという事実である。
2022年2月9日 09:00
賃金格差縮小のトレンドは今後どうなるであろうか。低スキル分野での労働需給ひっ迫は一時的で、いずれ解消されるとの見方もある。