2021年5月24日 14:08
日本株は製造業の割合が5割と高く、世界的景気回復の恩恵を最も強く受ける国の1つといえる。とくにこのところの世界景気回復を背景にした商品市況ブーム、および円安が上方修正要因になってこよう...
2021年5月21日 14:02
ナスダック、フィラデルフィア半導体株指数などの急ピッチの調整が起き、先週(5月10日~14日)世界株式のセルオフが勃発。日経平均は5月11、12、13日の3日間で2,300円、7.7%の暴落となり...
2021年4月27日 10:00
経済学者でもあるイエレン米財務長官は「歴史的低金利の現在、大規模な経済対策は雇用と経済成長を加速し、恩恵がコストを大きく上回る」と主張し、米国の大半のエコノミストの支持を得ている...
2021年4月26日 15:39
コロナパンデミックを契機に世界の経済学と経済政策の常識が根本から変わった。レーガン・サッチャー政権時代から40年近くの間、支配的であった新自由主義的常識の見方はあっさり捨て去られつつある...
2021年4月6日 15:17
米国にとっても円安は望ましい。現代の石油というべき半導体・ハイテクハードウェアの生産を中・韓・台に全面依存しているという現実を変えることは必須であるが、円安はそれに合致する...
2021年4月5日 16:38
歴史の流れは緩急自在、何十年も変化を止めている時もあれば、激流のごとく1年で10年、20年分の変化を成し遂げることもある。今、我々はこの歴史の激流期に差しかかったのではないか...
2021年3月31日 13:00
経済も投資活動もすべては価格から始まる。価値創造も利益も、安く買って(獲得して)高く売り、価格差を得ることで成り立っている。価格分析は経済分析の根本である。このもっとも大事な価格において、日本が悲鳴を上げている...
2021年3月24日 14:39
国際分業とサプライチェーンの再構築のカギは為替である。関税を主とする貿易協定では、数%の価格差をもたらすに過ぎないが、為替は容易に価格差を1~2割、ときには3割改変することができる。その価格差をもって、国際分業やサプライチェーンを再構築する...
2021年3月23日 14:00
武者リサーチは 2009 年の設立以来、日本がデフレに陥った最大の原因は、米国の日本叩きによってもたらされた過度の円高であると主張してきた。超円高によって競争力が破壊され、ドルベースで超割高になった円建て賃金の大幅な引き下げが起こった...
2021年3月15日 11:15
日銀の政策失敗のせいではまったくないが、日本経済は依然世界の落第生から脱却できてはいない。バブル崩壊後の1994年以降、26年にわたって日本の名目GDPは500~550兆円の範囲内で推移している...
2021年3月12日 17:33
黒田日銀の登場と異次元の金融緩和、量的質的金融緩和開始(2013年4月)から8年、マイナス金利導入(16年2月)から5年が経過した。この間の政策効果を検証すべく日本銀行は3月18、19日の金融政策決定会合で、政策運営の点検結果を公表する...
2021年3月1日 18:04
世界的に株価調整が起きている。日本株価はコロナ後の底値から年末までに68%の急伸を遂げ、今年に入ってからも年初比11%上昇と快進撃を続けてきたが、2月16日の高値から1週間で1,600円、6%の急落となった...
2021年2月25日 10:00
このように考えれば、悲観論者は色眼鏡を外す時である。長期にわたるデフレと経済停滞で、日本の投資家心理は悲観の色眼鏡に慣れ親しんでしまった。しかし、早くそれを変えないと投資損失を被るかもしれない...
2021年2月24日 16:00
株価の急騰は驚異的で、日経平均は30,000円とバブル崩壊以降30年振りの大台回復を果たした。今年に入ってからの株式パフォーマンス(2月19日まで)は、日本(日経平均)が年初来+8.8%と先進国中で最高、米国(SP500)同+3.8%、欧州(STOX600)同+3.2%を大きく上回る...
2021年2月15日 16:27
米国株式は連日のように史上最高値を更新している。株式投資アプリ「ロビンフッド」を使った個人投資家の集中的株式投資で株価は乱高下したが、その影響も1~2週間で消えた...
2021年2月1日 09:30
このようにすでに先進国で定着したMMTは、金利の上昇とインフレ高進を引き起こし、政府破綻に帰結する、と批判されてきたが、まず当分はそのような懸念は杞憂であろう...
2021年1月29日 13:13
このように米国の経済学者は反省し潔く自説を変える。前説をいとも簡単に修正する専門家たち、さすが米国と思われる。米国では経済学は正しい政策と投資・ビジネス戦略を導き出すための道具、実学なのである...
2021年1月27日 17:00
イエレン氏に呼応する形で、パウエル議長も財政債務論の見直しに踏み込んでいる。パウエル議長は景気回復と財政の持続性はともに重要であり、政府債務のGDP比は高いが、国債費は抑制されているとして、今後数年に財政リスクが顕在化する可能性を否定した...
2021年1月26日 16:45
NetIB‐Newsでは、(株)武者リサーチの「ストラテジーブレティン」を掲載していく。 今回は2021年1月25日付の記事を紹介...
2021年1月18日 07:00
今市場にバブルがあるとすれば、それは債券である。今後、金利が上昇し、価格下落は避けられないであろう(国債は時価評価されないため、満期以前の評価損を計上する必要がなく、それが過剰な債券の投機需要を形成してきた)...