2024年05月06日( 月 )

柳川市で若年層プログラミング教育、地域で講師を育成~NPO法人日本ソーシャルスクール協会

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指導者を地域で育成するモデル実証事業

親子ワークショップの様子(6月11日)

 福岡市のNPO法人 日本ソーシャルスクール協会(濱川一宏代表)は今年8月、柳川市と提携し、子どもたちへのプログラミング教育を全5回の日程で実施する。この取り組みは、総務省が2016年度より実施している「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」において、「クラウド・地域人材利用型プログラミング教育実施モデル実証事業」として採用されている。

 総務省では、2020年の小・中・高の教育カリキュラム導入を視野に入れ、「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」として、全国的に実証事業を募集。昨年10月からプログラミング講師の育成を行っていた日本ソーシャルスクール協会は、人口減少・高齢化が進む地域では、子どもたちにプログラミングを教える人材の確保が困難であることから、その解決策として、地域のボランティアから育成された指導者が、自律的に教育講座を行える仕組みを構築していく。同法人の濱川代表は、「指導者不足による教育の地域格差是正を図りつつ、プログラミング教育を通した子どもたちの論理的思考と問題解決能力の育成を行っていきたい」と語る。

 6月11日には、柳河ふれあいセンターで、親子でプログラミング教育を体験するワークショップを開催。約30名の親子が参加した。ボランティアが作成した教材を使用し、スクラッチを使ったおばけ退治ゲームの制作に親子で挑戦。時間内に完成まではいかなかったものの、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれ、初めてのゲームづくりを楽しんでいた。

 日本ソーシャルスクール協会では、講師志望のボランティアを随時募集している。

【山下 康太】

<お問い合せ>
NPO法人日本ソーシャルスクール協会
所在地:福岡市博多区博多駅南1‐4‐5 博多駅南QRビル7階
TEL:092-292-6747
E-mail:info@socialschool.or.jp
HP(Facebook):https://www.facebook.com/nposocialschool/

 

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