2024年04月27日( 土 )

人口増のアイランドシティ、照葉小中の隣に新小学校

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アイランドシティの新設小学校建設予定地。写真奥が照葉小・中学校<

アイランドシティの新設小学校建設予定地。
写真奥が照葉小・中学校

 福岡市が東区のアイランドシティに新設する予定の小学校の概要が明らかになった。建設場所は東区香椎照葉7丁目で、市立照葉小・中学校の北側に隣接。2017年10月から工事を開始し、19年4月に開校する予定としている。

 校地面積は1万7,500平方メートル。校舎の建物は鉄骨造4階建てで、地上4階26教室。廊下の前のワークスペースや多目的教室など広い空間を確保して多様な学習形態に対応できるようにし、図書室とパソコン教室を一体化したメディアセンターも設置する。屋上には太陽光発電パネルを置き、雨水利用もできるようにするなど、環境負荷を低減。さらに新校舎は学校利用地の南側に配置して照葉中学校校舎と連絡通路でつなぎ、照葉小中学校との連携も交流促進を図っていく。

 アイランドシティの住宅開発にともなう人口増により、照葉小学校の児童数も大幅に増加し、現在1,104人(市立こども病院の院内学級も含む)。今後も31学級以上の状態が長く続くと見込まれることから、市は昨年、小学校の新設を計画した。市の推計によると、新設校は開校年の2019年に児童数524人、教室数19(特別支援学級1を含む)。同年の照葉小学校は児童数682人、教室数23(同1)となっている。

 福岡市では小中学校の適正な学校規模を小中学校ともに12~24学級とし、31学級以上を過大規模校として学校の分離、通学区域の変更、特別教室などの増設などで適正化を図ることにしている。現在、照葉小を除く小学校の過大規模校は玄洋小、名島小、高取小、西高宮小、姪浜小、松島小、平尾小。これらの適正化について、市教委学校計画課は「新設校や教室の増設など、地域の声を聞きながら、実状に最も適した対策を講じていきたい」としている。

【平古場 豪】

 

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