2024年04月29日( 月 )

三井松島産業 17年3月期第2四半期 減収減益~石炭分野で苦戦続く

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 三井松島産業(株)の2017年3月期第2四半期連結決算は、前年同期比で減収減益となった。石炭の生産・販売の売上高で、価格下落と販売数量の減少などにより、前年同期比▲97億7,800万円(▲41.0%)と苦戦した。同決算は11月4日に公表された。

 同社によると、17年3月期第2四半期は、売上高225億9,700万円(前年同期比▲25.9%)、営業損失6億7,500万円(前年同期は4億4,200万円の営業利益)、経常損失6億8,800万円(前年同期は7億6,000万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失5億300万円(前年同期は5億円の四半期純利益)であった。

 同社では、石炭分野を中心とするエネルギー事業のほか、M&Aによる多角化で飲食用資材(ストロー)分野、衣料品分野、施設運営受託分野および介護分野などの生活関連事業に取り組んでいる。第2四半期における同事業は、前年同期比19億1,800万円増(34.9%増)の売上高74億2,000万円であった。

通期連結業績予想を上方修正

 同社は、「当初の想定よりも石炭価格が上昇した」として、17年3月期通期連結業績予想を上方修正した。新たな見通しは、売上高530億円(20億円増)、営業利益4億円(3億円増)、経常利益3億円(1億円増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億円(1億円増)。

【山下 康太】

 

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