2022年05月26日( 木 )
by データ・マックス

「顧客第一」と「一期一会」を貫き、より深い信頼関係と確かな絆を得る(前)

(株)サンコービルド

三度の転機を経て形成された地場ゼネコン

 建築、土木工事などの公共工事から共同住宅、オフィスビル、医療機関、福祉施設、商業施設、工場・プラントなど、総合建設業として知られる(株)サンコービルド。その始まりは1972年8月まで遡る。

ユーミーシャルマン(2016年竣工)

ユーミーシャルマン(2016年竣工)

 当時、三井鉱山(株)(現・日本コークス工業(株))の子会社として三井鉱山堅抗トンネル掘鑿(株)の商号で設立された。83年2月には三鉱建設工業(株)へと商号を変更し、本格的な建築工事部門の拡充に着手。技術者の育成と強化に注力することとなった。97年には現本社所在地に移転し、不動産分譲などにも進出。「シベール」ブランドとして福岡市および県内各地でマンション分譲や宅地分譲事業を展開させ、地場建設会社としての基盤を構築した。

 その後、2004年1月に親会社である三井鉱山が産業再生機構入りをしたことを機に独立を果たした。三井鉱山グループから離れたことで、同年8月に現商号に変更し、藤井義則氏が代表取締役に就任。08年には弓場建設(株)が展開するマンションブランド「ユーミーマンション」のフランチャイズに加盟した。09年には藤井氏がサンコーケアライフ(株)での介護・福祉事業に専念するため、同氏が代表取締役会長に就任し、代表取締役社長を園村剛ニ氏が務めることになった。

 14年2月には、持ち株会社のサンコーホールディングス(株)を設立。それまで関連会社であるサンコーケアライフが同社の株式を68%保有し、親会社と見なされる歪な関係となっていたことと、福岡の地元企業として見られていないというジレンマを抱えていた同社は、この状況を打破し、より強固な経営体制の構築を目指すためだ。

 園村氏は「創業から今日まで40余年の間に三度の大きな転機を経験しました。一度目は東京から福岡への本社移転。二度目は三井鉱山グループからの独立と、三鉱建設工業からサンコービルドへの商号変更。そして三度目はサンコーグループ5社を統括・支援するサンコーホールディングスの設立です。三度の転機を経て、私たちは財閥系企業の良き伝統と志を継承する一方で社員教育の強化などにより、従業員1人ひとりが変化や失敗を恐れず、自らの意志や発想、行動力をもって果敢に新たな道を切り開いていける自主性と創造性の養成に努めてきました。その成果はユーミーマンション事業や太陽光発電事業、リノベーション事業などの新規事業として結実しています。また、創業以来、お客さまとの信頼関係がすべての基本であり、何よりの財産であることは不変と考えています。弊社の基本方針である『顧客第一』と『一期一会』を貫いてきた結果だとすれば、これに勝る喜びはありません。いつまでも信頼を寄せていただける企業として精進していきます」とこれまで支えてくれた従業員や顧客への感謝を語った。

(つづく)
※記事内容は2016年5月31日発行時点のもの

<COMPANY INFORMATION>
代表取締役会長:園村 剛二
代表取締役社長:岩野 義弘
所在地:福岡市博多区博多駅前1-31-17
設 立:1972年8月
資本金:9,900万円
TEL:092-414-6610
URL:http://www.sanko-bld.co.jp/

<プロフィール>
sonomura園村 剛二
1950年6月生まれ、福岡県出身。近畿大学卒。82年4月に三鉱建設工業(株)(現・(株)サンコービルド)に入社。建築部長、大牟田支店長、本社営業部長、営業本部長、常務取締役を経て、09年4月に代表取締役社長に就任。16年4月には代表取締役会長に就任。趣味はゴルフ。

 
(後)

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