指があればキャッシュカードはいらない!銀行で生体認証技術導入進む
2017年7月24日 14:31
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銀行預金を引き出す際の手間を大幅に減少させる技術の導入が進んでいる。山口フィナンシャルグループ(以下、山口FG。構成銀行は山口銀行、北九州銀行、もみじ銀行)では昨年10月、指の静脈を用いた認証システムの導入を発表し、今年度から続々と店舗への設置を進めている。事前に指の静脈を登録しておけば、ATMに指をかざし暗証番号を入力するだけで、従来の銀行取引がよりスムーズにできるようになる。通帳と印鑑を持参して窓口に並ぶ手間や、財布を開いてキャッシュカードを差し込む手間、キャッシュカードの読み取りミスなどがなくなり、利用者の利便性の向上につながると期待されている。万が一、災害被災や火事、盗難に遭遇してキャッシュカードや通帳を失ってしまったとしても、指一本で預金の引き出しなどができるといったメリットもある。また、指静脈は各人で異なるので、セキュリティ面の向上も見込まれる。
手のひらの静脈での生体認証は、2012年に岐阜県の大垣共立銀行が導入しているが、指静脈での認証技術導入は山口FGが初めて。今後、生体認証による銀行でのカードレス化は広がっていくことが予測されている。
【柳 茂嘉】
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