「誰よりも脳みそに汗をかいて働く」~バンカー出身のコンサルが唱える15の習慣
2017年7月25日 10:28

「これがほんまもんの経営者」
「誰よりも脳みそに汗をかいて働く」「ゴールの前にいる(社長が主役になる)」などの独特な表現を使い、経営者が必要な15の習慣を記したビジネス書「これがほんまもんの経営者」(たる出版)。同書は、著者の大野健司氏が中小企業金融公庫(現、日本投資政策銀行)時代、1万社以上の融資業務や再生支援業務に携わった経験に基づき、成功している中小企業経営者に共通する15の習慣をわかりやすくまとめたもの。
同書の特長は、大野氏が印象に残った企業及び経営者をバンカーの視点で分析していることにある。成功した経営者のピンチの際に取った行動、印象に残った言葉などを随所に織り込んだ。金融機関との付き合い方や経営者としての心構えなど、匿名ではあるが携わった企業の経営者の生の体験をふんだんに盛り込んである。
「誰よりも脳みそに汗をかいて働く」は、ユニークな表現だが、覚悟を決めて社長業に取り組んでほしいという大野氏の思いを込めた。各習慣ごとに成功例、失敗例などが綴られており、経営教訓としても活かすことができる。
大野氏は中小企業金融公庫の岡山、福岡、大阪支店長および近畿地区統括などを歴任した人物で、これらの地域で交流のあった経営者も多い。「創業者、2代目経営者関係なく、経営者なら一度は手に取って見てほしい良書」と同書を勧める経営者もいるほど。これから起業する人、金融機関との付き合い方に悩んでいる人は必見だ。
【矢野 寛之】
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