2024年05月02日( 木 )

フォースとともに前夜祭 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」特別上映会

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県外から参加したファンたち

 福岡市博多区のユナイテッド・シネマキャナルシティ13で昨夜、本日から公開される「スター・ウォーズ」(SW)シリーズの最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」特別上映会が行われた。映画の登場人物に扮した参加者や、SWグッズを身に着けたファンが約370名集まり、会場は汗ばむほどの熱気につつまれた。
 米国ではSW公開初日に、仮装したファンたちが集まるのが恒例となっている。劇場関係者によると、福岡でも数年前から仮装して来場するファンが増えたといい、この日もキャラクターに扮したファンがほかのファンから求められて写真撮影に応じるなどしていた。

 SWは、1977年から続く人気シリーズ。「遠い昔、はるか彼方の銀河系」を舞台にした壮大な物語は世界中に熱狂的ファンを生み、映画史上興行的に最も成功したシリーズともいわれる。70年代の初期3部作(77年~83年)の後、90年代後半にシリーズが再開され(99年~05年)、2015年の前作「フォースの覚醒」から新たな3部作が始まっていた。本作は同シリーズ8作目(エピソード8)にあたり、「フォースの覚醒」の続編となる。
 約10年ぶりとなった最新シリーズはファンの期待を集めており、「フォースの~」は全米興行収入で歴代1位を獲得している(日本国内では116億円)。同作はシリーズ初の女性主人公となったレイ(デイジー・リドリー)が旧シリーズの主人公、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)と出会うところでエンディングを迎えており、両者の関係や「最後の」というタイトルの意味など、「思わせぶり」(会場のファン)な展開の結末が本作の見どころの1つだ。


高校生2人組は、父親の代からのSWファン

20代のカップルは、SWグッズでコーディネート。彼女は、「SWは愛の物語なんです」と話す。顔はNGとのこと。

 前作登場人物の扮装で前夜祭に参加した、市内に住む会社員(45)は、「SWの舞台は壮大な銀河系宇宙なのに、核になっているのは、ある家族の物語。このアンバランスさが好きで、ずっと見続けていると、知った顔が年老いていったりその子どもが出てきたりするので、感情移入して物語に引き込まれてしまう」と語る。「まっさらな状態」で新作を楽しむために、ネットで流れる「ネタバレ」などは意識的に見ないようにして、前夜祭に臨んだという。

 ユナイテッド・シネマキャナルシティ13では、昨日深夜に同作品の「最速上映」を行った。平日でも21時台まで上映予定のため、旧シリーズから親しんでいるオールドファンでも仕事終わりに鑑賞可能だ。

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