鹿児島港が国際クルーズ拠点に、国交省が追加選定
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クルーズ船による訪日外国人旅行者を誘致するための「官民連携による国際クルーズ拠点港湾」として、鹿児島港(鹿児島市)が選定された。鹿児島港では、鹿児島県と米・大手クルーズ会社のロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)が共同で、世界最大の22万トン級のクルーズ船にも対応可能な設備を「マリンポートかごしま」に整備する計画。2022年に運用開始を予定しており、初年度は50隻、10年後の32年には130隻の寄港を見込む。
拠点港湾は、昨年の港湾法の改正により制度化され、すでに横浜港(神奈川県横浜市)、清水港(静岡市)、佐世保港(長崎県佐世保市)、八代港(熊本県八代市)、本部港(沖縄県本部町)、平良港(沖縄県宮古島市)の6カ所が選ばれている。今回の鹿児島港は7カ所目。
今年2月に鹿児島県とRCL社が、国際クルーズ拠点としての鹿児島の優位性をまとめた計画書を国交省に提出。巨大クルーズ市場である東アジアに近い優位性や、離島の自然などを生かした世界遺産クルーズなどの内容が評価され、今回の追加選定となった。【坂田 憲治】
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