猛烈な「春の嵐」～福岡市の被害状況は

　昨夕から深夜にかけて、西日本に吹き荒れた「春の嵐」。長崎県雲仙岳では最大瞬間風速30.2mを記録した。福岡市内では、ちょうど帰宅ラッシュ時に強い風と雨が吹き荒れてJR在来線や新幹線などに遅れが発生。JR筑肥線で約9,000人、九州新幹線でも約9,000人の足を直撃した。西鉄では遅れなどの影響は出なかった。

　福岡市内では28日、西区今宿西の工事現場で足場が崩れ、豊前市では倒壊した小屋が県道をふさぐ被害があった。福岡市消防局によると、深夜2時ごろに、シャッターが強風で飛ばされる、ベランダにほか家屋の屋根が飛来した、などの通報があり、対応に追われたという。市内天神付近では午前10時現在、雨や風はおさまっている。