2022年01月24日( 月 )
by データ・マックス

「脊振の自然に魅せられて」 『ユリワサビ』百合山葵 アブラナ科

 初春の3月中旬ごろから渓谷の登山道添いで、小さくて可愛い花を見かけます。花は白く、1cmにも満たない4枚の花びらを付けています、ユリワサビの花です。
2、3年前、岩場の陰にこの花が愛らしく咲いていました。形も良く、まるで自然の生け花が岩の花瓶から垂れ下がっているように見えました。「おー、かわいい」と思わず声がでました。
 三脚を立て、カメラをセット、ピントを決めシャッターを何枚か切る。
 方向を変えて別のアングルから、さらにシャッターを切る。心地よいシャター音が体に響いてくる、こういう時は良い写真が撮れているものです。明かりが少し足らないのでレフ板の代わりに銀色のシートを広げ、光を当て「もう少し輝いてね!」と声をかける。
 このシートはアイスクリームの冷温シートです。捨てずに使っています。少し厚めですが折りたためるし、場所も取らないので便利です。時には休憩で腰を下ろすとき座布団としても代用、雪のうえでも冷たくないので重宝しています。

 春の花の開花状況の話題になると、山仲間からユリワサビの話が出て来ますが、シロバナネコノメソウや一輪草、二輪草など人気の花はまだ咲いていないけど、ユリワサビは咲いていたと花談義。
 ユリワサビについて私の植物図鑑では詳しく説明されていないので、インターネットで検索してみると、いくつかの項目に山菜として食され、小柄なワサビの仲間であり根がユリの球根に似ているのが名前の由来だと記されていました。
 ユリワサビと同じ仲間のワサビは脊振山地では葉ワサビですが、花はひと月先の4月半ば過ぎに見られます。
 明日は、このユリワサビの花に会いに行く事にしました。アングルはマクロで撮影することに決め、カメラのバッテリーの充電、使用するレンズ、レリーズの確認をする。
 「彼女に会いに行く」そんな気持ちにさせる花でもあるのです。うまく撮れるといい、期待を込めて執筆しています。

渓谷の岩場に咲く『ユリワサビ』

2018年3月27日記
池田友行

 

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