2024年04月28日( 日 )

【速報】愛媛県知事が「文書の存在」で緊急会見~加計学園の獣医学部新設に絡み

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 10日午後5時ごろ、中村時広愛媛県知事が会見を開き、加計学園の獣医学部新設に関連する文書について、「調査の結果、口頭説明のための『備忘録』があることがわかった」と説明した。愛媛県がこれまで、「ない」としてきた獣医学部新設に関連する文書が新聞報道などで明らかになったことで、10日午前、中村知事が調査を命じていた。

 中村知事が「備忘録」としたものは、加計学園の獣医学部新設をめぐって2015年4月2日に、愛媛県や今治市、加計学園の関係者が官邸と内閣府を訪れた際の文書。面会した幹部らの名前や具体的な会話内容が記されていると報じられていた。この文書について県は17年7月に、市民団体の情報公開請求に対して「存在しない」としていた。

 情報公開請求に対して、自治体が良く使う「いいわけ」のひとつが「該当文書は備忘録であって公文書ではない」から公開しない、という理屈だ。しかし、組織内で情報が共有された段階で、たとえメモであろうとも公文書扱いになるため、この理屈は通用しない。

 

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