スキャンダルまみれで支持率急落の安倍政権。林芳正文科相の「公用車で個室ヨガ通い」問題がとどめの一撃となったか、自民党幹部からも「解散」の2文字が飛び出した。すでに選挙準備に入っている事務所も珍しくはない。
熊本のある小選挙区の有権者は、「前回落選した(自民系の)新人が訪ねてきた。若さを前面に出して精力的に動いており、近所でも評判だ」と語る。この「新人」は、自民党岸田派の超大物の後押しを受けて、17年10月の衆院選に立候補。ほかの自民党候補との兼ね合いで同党の公認が得られず、落選したという経緯がある。
もし選挙となれば、1年も経たないうちの雪辱戦。件の超大物はマスコミへの露出を増やし、改めて存在感をアピールしている。次の総裁に意欲を見せる岸田文雄氏の天下取りのための“負けられない戦い”にもなりそうだ。
【山下 康太】
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