千葉大学医学部付属病院は8日、コンピューター断層撮影(CT)による、画像診断の見落としがわかり、患者2人ががんで死亡したと発表した。
千葉大は外部調査員会を入れた調査結果を発表。過去5年間に、30~80代の男女9人に、がんの疑いがあったにもかかわらず、担当医がCT画像を見落とし、4人に治療の影響が出たこと、そのうち2人ががんで死亡したとして謝罪した。
原因として、画像診断にかかわるチェック機能、体制、システムが整っていなかったとして、放射線診断専門医が提出した診断書や報告書を担当医が専門領域だけしか見ていなかったという確認不足、診断書の提出遅れにより、担当医が未確認のまま診療していた、また報告書自体が提出されなかったことなどを挙げている。
同大学は「確認体制やシステムの見直しを組織的に行い、再発防止に努める」としている。
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