国立大学法人大分大学は、20日、同大学が発行した「大分大学教育福祉科学部研究紀要」に掲載された論文に、不正行為があったと発表した。
大分大学によると、2017年7月25日、外部から同論文に関して不正がある旨の通報がなされ、今回の不正が発覚した。同論文は、同大学のA教授が現職公立学校教諭のB教員と共同執筆したもの。
研究者ではないB教員が執筆するにあたり、A教授は内容およびほかの論文の引用方法・ルールなどの指導を十分に行わなかった。この結果、他人の著作物の内容の一部が、自分独自の理論であるかのように掲載(コピペ)され、今回の事態となった。
同論文が掲載された学部研究紀要は309冊発行され、18年6月現在、国立・私立大学および図書館などの公的機関に230冊程度配布されている。
大分大学は「このような不正が起こったことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます」と述べている。
【代 源太朗】
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