2024年05月16日( 木 )

西中洲樋口建設パーティー券あっせん問題 市長側の窓口は「政務秘書」だった

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 5月21日、県に「廃業届」を提出した西中洲樋口建設(本社:福岡市中央区)が、関係企業に高島宗一郎福岡市長の政治資金パーティーを“あっせん”するかたちで売り捌いていた問題で、市長側の窓口になっていたのが市長の政務秘書だったことがわかった。

 樋口氏が頻繁に接触していたのは、市長の政務秘書だった人物。昨年暮れ、青果市場跡地の利権に手を付けたことが発覚し、秘書を辞めたかたちになっていた。

 元政務秘書については、頻繁に西中洲樋口建設の会長室に出入りする姿が確認されていたほか、大型公共工事の入札に関与したとの証言もある。

 元政務秘書の退任により、市長と西中洲樋口建設との関係も希薄化しているとみられており、廃業の事実を知った市が、契約中の3件の公共事業について、契約内容の見直しを進めていた。

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