2024年05月08日( 水 )

九大教員、学生の個人情報入りPCを盗まれる

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 九州大学は2日、同大学の附属図書館に勤務する教員が、同大の学生らの個人情報が記録された私物のパソコンを紛失したと発表した。出張先のスペインで盗難に遭ったという。教員のPCには、雇用していた同大学アルバイト15名の氏名・生年月日・所属ゼミと出席状況、図書館業務に関してやり取りした送受信メールに含まれる55名の氏名・電話番号・メールアドレスなどの個人情報が記録されていた。また、教員が非常勤講師を務める他大学の学生の情報もあったという。これまで個人情報流用などの被害は確認されていない。

 同大学の付属図書館企画課によれば、大学貸与・個人所有にかかわらず、個人情報を学外に持ち出すことは規定で禁じられている。必要であれば大学が運用するクラウドシステムの利用を申請できるが、この教員はクラウドシステムを利用していなかった。教員は深く反省しているという。大学による処分については未定だとのこと。

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