国立感染症研究所は21日、首都圏を中心に患者が増加し、流行の兆しがある風疹に関する緊急情報を出した。
風疹患者数は15日現在139人で、すでに2016、17年の年間患者数を超えたという。地域別でみると千葉県(41人)と東京都(39人)からの報告が多く、全体の58%がこの2都県からの報告だったという。福岡県の患者数は7人。
福岡市保健福祉局保健予防課長の山本信太郎氏は、風疹の予防には「予防接種を受けることが重要」だとし「妊娠を希望する人および、そのパートナーはとくに予防接種を検討してください」と強調した。また仮に風疹が流行した場合は「なるべく人ごみを避け、帰宅したら手洗い、うがいを心がけてほしい」とし、り患した場合は周りに感染を広げないように自宅で休むことを勧めた。
福岡市では風疹の抗体検査を無料で実施しており、ワクチン接種歴や、り患経験のない人は自身の風疹の抗体保有状況を確認して、十分な抗体がない場合は、ワクチン接種を勧奨している。
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