2024年04月24日( 水 )

渋谷ストリーム誕生、渋谷駅周辺で進む再開発

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 東京都・渋谷区では再開発が活発化している。とくに、2012年、「東急文化会館」跡地に大型複合商業施設「渋谷ヒカリエ」が新たに開業したのを皮切りに、「渋谷駅」周辺における再開発の勢いは凄まじい。

 そんな中、これまで目立った開発が行われてこなかった渋谷駅南側に、18年9月13日、「渋谷ストリーム」が開業した。渋谷ストリームは、東急建設(株)と(株)大林組で結成された「渋谷駅南街区プロジェクト新築工事共同企業体」が施工を担当した大型複合商業施設で、総事業費は約700億円。

▲渋谷ストリーム

 地上35階(地下4階)建ての渋谷ストリームは、1~3階が商業エリア、4階、9~13階がホテル(4階の一部にはサイクルカフェや多目的ホールも入る)、14階~35階が総賃貸可能面積約14,000坪のオフィス空間となっている。尚、同オフィス空間にはGoogleの日本法人、Google(同)が単独で入居する。なお、ホテルの運営は「渋谷ストリームエクセルホテル東急(総客室数:177室)」が手がける。

▲渋谷駅桜丘口地区第一種市街地
 再開発事業完成イメージ

 渋谷駅周辺では、今後も「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業(建築投資額:約1,973億円、2019年12月着工、23年11月竣工予定)」など、複数の再開発事業が計画されている。ファッションやエンタメ情報の拠点としての“若者の街・渋谷”のイメージは、商業やイノベーションの拠点が集積することで、大きく変わろうとしている。

【代 源太朗】

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