第3回NIKKENホールディングス杯開催 福岡センチュリーゴルフ倶楽部で熱戦

出水田大二郎プロ、NIKKENホールディングス(株)代表取締役・金子幸生氏
7月17日(木)と18日(金)の2日間、福岡センチュリーゴルフ倶楽部(福岡県朝倉市)において、九州プロゴルフ研修会主催・九州サーキット第3回「NIKKENホールディングス杯 オープンゴルフトーナメント」が開催された。
九州エリアを中心に、94名のプロ選手と48名のアマチュア選手が集結。賞金総額500万円をかけて、熱い戦いが繰り広げられた。大会2日目の18日には、前日の予選を勝ち抜いた67名のプロ選手と38名のアマチュア選手の合計105名が、2日間のトータルスコアで優勝を争った。激戦を制し優勝を勝ち取ったのは、13アンダーの出水田大二郎プロ。競技終了後にはクラブハウスにて表彰式が行われた。
特別協賛・メインスポンサーであり大会名誉会長のNIKKENホールディングス(株)代表取締役・金子幸生氏は、表彰式のあいさつで、会場の福岡センチュリーゴルフ倶楽部や大会関係者に感謝を述べた後、次のように続けた。「このように大会を続けることができるのも、たくさんの協賛企業のご理解と、プロゴルファー、アマチュアゴルファーのご参加のおかげです。優勝した出水田大二郎プロは、レギュラーシード保持選手そして優勝経験者として、今大会でも圧倒的な実力を見せられました。これからも本大会を通じて九州のプロゴルフ界、また日本のプロゴルフ界に少しでも貢献できるように、頑張っていきたいと思います」と語った。
優勝した出水田大二郎プロは、9歳でゴルフを始め、プロゴルファー・横峯さくらの父として知られる良郎氏が主宰するジュニア育成機関「めだかクラブ」で腕を磨いた。高校は鹿児島の樟南高校に進学。中学3年だった2007年から10年にかけて、「九州ジュニア選手権(15〜17歳の部)」で4連覇を達成し、アマチュア時代から圧倒的な存在感を放った。高校卒業後すぐにプロ転向を表明。12年にチャレンジツアーでプロデビューし、2戦目の『きみさらずGL・GMAチャレンジ』で、19歳にして早くもプロ初優勝を遂げた。16年には、チャレンジ賞金ランキング7位に入り、翌年のレギュラーツアー出場権を獲得。17年には国内メジャー『日本プロ』で10位に食い込み、初のシード権をつかんだ。18年には『RIZAP KBCオーガスタ』で初めて最終日最終組を迎えると、首位タイからスコア「69」をマークし、1打差で念願のツアー初優勝をはたす。以降もシード権を保持している。今回の第3回大会ではスコア131、通算13アンダーで大会を制し、優勝賞金100万円および優勝副賞50万円を受け取った。
また、ベストアマチュアには、ザ・クラシックゴルフ倶楽部の山下竜弥選手、新人賞には昨年の優勝者である古川龍之介プロがそれぞれ選ばれた。
出水田プロは、大会関係者へのお礼と大会を終えた感想を述べ、「本当にもう素直に嬉しいです。どの試合でもやはり優勝というのは非常に特別なものです。まだまだ今シーズンは続きますので、この優勝をきっかけに精一杯さらなる優勝を目指して頑張りたいと思います」と喜びと決意を語った。
表彰式後、金子氏は「2日目は雨になりましたが、大きな問題もなく終わり、ほっとしています。九州のプロのレベル・意識は本当に高いと思います。年々選手層も厚くなっています。優勝した出水田プロをみて、若手の選手たちは祝福していましたが、悔しい顔もしていましたね。そういう姿を見ると、来年どのように変わるのかが楽しみになります」と話した。
なお、大会前日の16日(水)には、前哨戦となるプロ・アマ大会を開催。協賛企業など関係者チーム12組にプロの選手がそれぞれ1名加わり、ゴルフを通じて親睦を深めた。
【内山義之】
<主な協賛企業>
日建建設(株)、(株)安河内工業、(株)曙設備工業所、(株)大隅工業、(株)辛島組、日建会、(株)R・E・D建築設計事務所、(株)伊佐工務店、イデム・ホリエ(株)、(株)いよなが、(株)岩下建装、(株)OKIKEN、熊川工業(株)、(株)工野建設、(株)佐賀銀行、(株)サンセイランディック、(株)サンテック九州、(株)サントラスト、(株)ティ・ハーツ、(株)電友社、(株)なかやしき、(株)西日本シティ銀行、ニチコー(株)、(株)藤食糧、(株)藤吉園芸場、bend FUKUOKA、豊盟工業(株)、松山建設(株)、安武ブロック工業(株)、(株)ユキ産業、(株)米建、(有)米山鉄筋工業。