
額縁に内蔵されたシュレッダーが作動して
作品は細切れ状態になった
ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」で10月5日に落札されたバンクシーの絵画「風船と少女」が、落札の瞬間にシュレッダーで細切りにされたことが話題になっている。作者のバンクシー自身が額縁にシュレッダーを「仕込んだ」もので、落札の瞬間を狙って遠隔操作したとされる。
バンクシーは、正体不明の「覆面芸術家」として知られるストリートアーティスト。反権力色の強い作風や発表方法でファンが多い。「風船と少女」は反資本主義で知られるバンクシー作品としては皮肉にも104万2000ポンド(約1億5,400万円)で落札されていた。今回のシュレッダー事件はバンクシーの作風とも重なるため、細切れにされた「風船と少女」の価値はさらに上がるとみられている。
シュレッダー事件に触発されたのか、無印良品(良品計画/本社:東京都豊島区)は10日、自社製品の「手回し式シュレッダー」に#banksy(バンクシー)を付けてTwitterで公開。「シャレがわかる」などと、評価する声があがっている。

無印良品公式Twitterの「中の人」はNetIB-Newsの取材に対し、「#banksyはバンクシーへのオマージュとして実施しました」とし、「通常のポストと比較してRT、LIKE、コメントも多く国内外からポジティブな反応をいただきました」と回答した。
ちなみに、手回し式シュレッダーの横幅は18.2cmほどのコンパクトサイズで、1号サイズの絵画までなら細切りにすることができる。

(公式HPより)
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