
福岡市西区の西都小学校分離・新設候補地について、福岡市教育委員会は11日、西区徳永にある農地を選定したことを明らかにした。
新設候補地は元岡中学校の東側約150m、周船寺第二保育園のすぐ北側に位置し、面積は約18,000m2。同地を所有する地権者22名と話し合いを重ね、「学校のためなら協力する」との理解を得たことにより、今回の発表に至った。
ほかの候補地としては、九大学研都市駅北西の学園通線沿いにある農地一帯や、同駅西側にある「湯溜池」が挙がっていた。しかし前者は地権者の理解を得ることができず、後者は近隣に古墳などの文化財が存在していることや、ボーリング調査の結果、池の埋め立てに少なくとも1年半かかる見通しであることなどから、見送りとなった。
市教委担当者の話によれば、新校舎の開校は2023年4月を予定している。今後は引き続き地権者との協議を重ね、19年4月から9月にかけて用地取得を順次行っていく。地権者との交渉がスムーズに進めば、20年度中に土地の造成が始まり、21年度から22年度にかけて、新校舎の本格的な工事が始まる見通しだ。
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