2024年04月26日( 金 )

顔写真付きの名札で自覚促す~福岡県不祥事防止策

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 福岡県は、全職員の名札に氏名、所属、職名を記載するともに顔写真を付けるほか、県庁の玄関やロビーに職員が交代で立って来庁者を案内することで“職員としての自覚を促す”という不祥事再発防止策を取り入れる。これまで名札は名字のみの記載であった。

 また、飲酒運転撲滅の取り組みとして、全職員が撲滅への思いを記し、その内容を確認した家族が署名した宣誓書を県に提出。毎月25日の「飲酒運転撲滅の日」には、県内の複数の場所で街頭に立ち、県民へ協力を呼びかけるという。

 12日に閉会した県議会決算特別委員会は、昨年8月以降、建造物侵入や酒気帯び運転などの疑いで職員8人が逮捕されるなどの不祥事が続いていることから「対策が不十分」とし、17年度の一般会計予算を不認定とした。一連の不祥事防止策は同委員会における小川洋県知事の答弁で発表された。

 県人事課によると、新たな防止策は、現在、実施要領など細部について検討中。開始時期は未定だが「早急に取り組む」としている。

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