2024年04月26日( 金 )

【福岡市政インサイダー情報】福岡市役所版『悪魔の辞典』

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本家版『悪魔の辞典』
(アンブローズ・ビアス著)

 池上彰さんの『政界版 悪魔の辞典』っていうのが面白かったから、俺も真似してつくってみました。名付けて『福岡市役所版 悪魔の辞典」……。

「総合的に判断」= 結局は、市(市長)のやりたいようにやるということ。
例:「総合的に判断してロープウエーを採用します」

「巻き込む」= お金がかかることや時間がかかること、さらに面倒くさいことの一部を相手に押し付けること。一般的に行政は、「巻き込む」のは好きだが、「巻き込まれる」のを嫌う。
例:「FUKUOKA NEXTは市民・民間企業を巻き込んで進めていきます」「一人一花運動は~(以下同文)」

「想問(そうもん)」= 想定問答のこと。厳しい相手から突っ込まれた時の防御のために答えを準備しておくもの。議会前にこれの作成の為に費やす時間は膨大。加えて無理筋の仕事をしている部署については、相手を煙に巻いたり、話を平行線にしたり、といった高度で不毛なセンスが要求される。「こんな想問を作られたら、上に説明するのに困るだろ」などと言う上司がいるが、本末転倒である。

「情報の公開」= 1期目には「Open・Fair・Free」と高らかに掲げられ、2期目にはトーンダウンし、3期目にはなかったことにされるもの。情報の公開が進んだわけではなく、公開したくない情報が増えているだけと考えられる。
※『福岡市役所版 悪魔の辞典』に加えてほしい言葉がありましたら、編集部までお寄せください。

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