2024年05月03日( 金 )

福岡県は宿泊税200円、トップ会談の行方は?

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 福岡県は31日、宿泊税の導入について検討する有識者会議で、税額を原則として1人1泊一律200円とする案が了承され、同税を導入する方針を固めた。この案では、独自で宿泊税の導入を検討している福岡市と二重課税になる可能性を考慮し、福岡市では税額を100円とする折衷案が盛り込まれている。

 県は、県内のホテル、旅館、民泊などの宿泊者を年間1,800万人として税収を36億円と試算。収入の半分は各市町村への交付金にする。一方、福岡市は、すでに宿泊料1人1泊2万円未満は200円、2万円以上は500円とする税額を決定。県と市の宿泊税がかかる「二重課税」となれば、安くても300円かかることが考えられる。

 県議会の要請を受けて、市との調整に関し、高島宗一郎福岡市長とのトップ会談に臨むとした小川洋県知事。市側は、県が方針を固めていない状況では応じられないとしており、この後、事態がどう展開するかが注目される。

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