熊本県は8日、県が管理する国道と県道の調査で、道路下に計22カ所の空洞を確認したと明らかにした。地中にある用水路や排水路の破損により土砂が流れ込んだ結果、空洞ができたケースが多いという。
調査対象は益城町、宇城市、大津市など13市町村の計228kmで、2017年2月から1年間、地中探査車などを使い調査。熊本県道路保全課は「断層帯がある場所を調査した結果であり、熊本地震の揺れが空洞の原因になった可能性がある」としている。
県では危険度が高い場所を優先して復旧しており、宇城市豊野町で見つかった直径約1.5m、深さ約1mの空洞など、危険度「Aランク」とされる8カ所の復旧工事はすでに完了している。「Bランク」にあたる11カ所も今年度中に工事を終える予定。危険度が最も低い「Cランク」は経過観察するとしている。
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