アメリカのホテル運営大手、ヒルトングループの「ヒルトン福岡シーホーク」(福岡市中央区)が10月に、キューバ大使の宿泊を拒否していたことがわかった。キューバがアメリカの経済制裁対象国だったことが理由。福岡市はヒルトン福岡シーホークの判断が旅館業法に抵触すると判断し、口頭による行政指導を行った。福岡市の担当者は「同様の事例はおそらくこれまでなかったと思う」としている。
ヒルトン福岡シーホークによると、「アメリカの法律に基づいた判断だ」としたうえで「ただ日本の旅館業法に違反し、行政指導を受けたことを受け止め、ヒルトングループ全体で今後の対策を検討していきたい」としている。キューバ大使は今年4月にもヒルトン福岡に宿泊しており、その時は「見過ごしていた」という。
同じくアメリカの「ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ」グループのグランドハイアット福岡は、今回の件について「これまでキューバ人の宿泊を断った事例はないが、ハイアットとしての公式な声明は本部で取りまとめて発表するので、現時点ではコメントを差し控える」としている。
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