下関北九州道路整備促進期成同盟会会長(山口県知事) 村岡 嗣政 氏
「下関北九州道路整備促進期成同盟会」は、関連4自治体(山口県、福岡県、北九州市、下関市)が中心となって組織された団体で、国などへの要望活動を重ねている。同会長を務める村岡嗣政・山口県知事に、下関北九州道路の必要性などについてコメントをもらった。
――下関北九州道路の必要性について、どう考えていますか。

挨拶する村岡会長(提供:山口県)
村岡 下関・北九州地域がさらなる発展を続け、また、その発展を広く周辺地域の活性化にもつなげていくためには、人やモノの交流をさらに促進し、地域間の連携を一層強化する下関北九州道路の整備が必要不可欠です。
また、近年多発する大規模災害時にも機能する信頼性の高い道路ネットワークを構築する観点からも、その早期整備は極めて重要です。
――同盟会の活動成果は?
村岡 同盟会では、当該道路の実現に向け、経済界や議会の皆さまと連携しながら、整備促進大会や中央要望を毎年実施するなど、精力的に取り組んできました。
こうした取り組みが実を結び、昨年度から地方が行う具体的な調査に対し、国による補助が行われることとなり、現在、当該道路の早期実現に向け、国の参画も得ながら、2県2市、経済界により、「概略ルートなど」「構造形式」「整備手法」について、調査・検討を進めているところです。
――早期実現に向けた課題は?
村岡 2017年度の調査・検討の取りまとめにおいては、「推奨ルート帯案についての地元の合意形成」「地域にとって望ましい構造形式の検討」「整備手法についての民間の意向の把握や参入条件の整理」などの課題が挙げられました。
今年度は、これらの課題の検討にスピード感をもって取り組み、成果を国へ報告し、当該道路の早期整備につなげていきたいと考えています。
【大石 恭正】
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