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2018年12月07日 07:00

「国際貢献専門職大学」(仮称)が文科省に申請受理~宮田学園

教育の国際化に寄与

 学校法人宮田学園は、学園総長・宮田道郎氏が1992年4月に海外からの留学生へ、日本語と日本の文化を教育することを目的とした東和国際教育学院を設立。2003年に西日本国際教育学院へと校名変更し、09年9月にNPO法人国際教育支援機構を設立、14年4月に専門学校国際貢献専門大学校を開校した。その間に、真の教育の国際化を掲げ、その活動に邁進し国際的な人材育成にさらなる貢献をするために、12年4月に学校法人として同学園が設立され、それぞれの教育機関をマネジメントしてきた。

 宮田総長は、教育の国際化について、「これまで日本一の学園を目指し、初志貫徹、一念道拓くの精神でひたすら前に進んできました。私たちは、海外からの留学生に対して日本語の教育だけでなく、日本の心とともに規律・マナーそして礼儀作法についての教育を実施しております。国際貢献専門大学校では留学生だけでなく日本人も日本語教員を目指し学んでいます。それらが、真の教育の国際化につながり、世界で活躍できる人材育成が実現すると信じております」という信念を語っている。

こども食堂での地域貢献

 同学園は地域貢献の一貫として、こども食堂の事業に取り組む。福岡市の『こどもの食と居場所づくり支援事業』として17年7月に同学園のカフェテリアで地域のこども20名を招待し『宮田学園こども食堂』として始まり、現在も継続して開催されている。本年度は12月までに8回開催している。バラエティーに富んだ食事のメニューとともに、同学園の留学生との交流そして出し物などで毎回盛り上がり、好評を博している。

 宮田総長は、「両親が働いていて、夕食を1人で食べないといけない子どもたちを中心に、無料で食事をふるまう慈善事業です。毎月2回、当学園の食堂で開催しております。おかげさまでとても高い評価をいただき、今では毎回40~50人の地域の人たちが訪れてきてくれます。留学生との触れ合いが、ほかのこども食堂にはない当学園のウリです。学生たちのなかにも段々と定着してきました」と国際交流としても貢献している実感得ていると話す。教育の国際化と同時に、地域貢献活動においても活動する同学園は、人間交流においても多大な役割を担っている。

農業分野での開学

 同学園は、さらなる一貫教育の高みを目指し、18年10月に文部科学省へ4年制大学『国際貢献専門職大学(国際貢献学部 国際アグリビジネス学科)』(仮称)の設置認可を申請した。

 同省は、20年度に新設を計画している私立大学や専門職大学など計24校(うち九州は2校)の設置認可を、大学設置・学校法人審議会に諮問し、答申は19年8月ごろになる見通しを公表。同省の認可を得た後、20年4月に開学を予定している。福岡市南区高木地区に、本部機能を置くための約2,600m2の土地と5階建ての建物を取得済みだ。なお第一期生は、60名の定員で留学生と日本人学生が半々となる見込みである。

 今回の大学開学の意義ついて宮田総長は、「専門職を学問として学ぶことにより、我が国とそれぞれの地域社会の発展に貢献する人材を育成することが目的です。その専門性において、独自性を掲げられるのは農業がベストであるとして、農業ビジネスを専門に学ぶ大学を設立いたします。これからの日本の発展のためには、農業分野の産業の再構築が必至です。一次産業としての農業の学問を深めることはもちろん、生産、加工、流通・販売までを手がける「農商人」を育てるためのプログラムを作成し、実践していきます。農業の六次産業化の実現が、これからの農業の振興・活性化と地域社会そして我が国の発展に直結していくでしょう。その農業の担い手を私たちが育成していく所存です。我が国の農業六次産業化の推進とともに、農業ビジネスの次世代のリーダーを輩出していきたいですね」と具体的構想を語っている。

 また、宮田総長は将来的な構想として、学内に農業の研究施設を設け、より深い研究部門をつくる予定だ。さらに農業によって「実利を出す」(宮田総長)ことで、実業としての農業を体現化することを学内で学ぶ体制をつくる。

 一例として、いちごのブランド『あまおう』を開発した研究者を学内の指導陣として招聘して、次なるブランドの品種開発を学内で行う。「どこよりも農業という学問を深堀しながら、より高い技術力をつくり上げていくことです。それらは、日本国内だけでなく、東アジアを中心とした世界に向けた農業の輸出が実現いたします。これも教育の国際化であり、国際貢献できるのです」(宮田総長)。

 キャンパスは前記した福岡市南区に決まっており、以前より宮田総長の構想に賛同していた福岡県うきは市、熊本県八代市が第2、3番目のキャンパス建設の候補地となっている。「うきは市、八代市とも農産資源が豊かで農業を学ぶには最適の環境です」(宮田総長)と意気込む。

世の中で役に立つ人材育成を

 同学園は、これまでの外国人留学生を主体とした教育機関から、留学生も学ぶ農業ビジネスの専門職大学を開学して高等教育機関に進化している。

 これらの根底に流れるのは、「シンプルな表現ですが、まさに世の中の役に立つ人材を育成し輩出することが一番です。それは、日本語を学ぶことやマナーや礼儀作法を身につける先には、人間性という教育の根っこにあるところを理解していくことが大事なのです。それには、留学生を受け入れるための選択の方法を、より厳正にしていくことと同時に、私含め指導する教職員のレベルを高めていくことが求められます。つまり、私たちも学び続けることなのです。自身に向けても言っている、“本物の聖職者となれ”と当学の教職員にも常に伝え続けていきます」(宮田総長)という信念。今後も引続き教育の本流・本質を高めていく。

 これから新たな局面に突入する同学園。新たなビジョンには、外国人、日本人を問わず、誠実に謙虚な姿勢で世の中に貢献する人材を育成し、その輩出を実現し続けていくことが描かれている。真のグローバル人材の育成を掲げた同学園の今後のさらなる飛躍に期待が高まる。

(記事広告)【河原 清明】

<INFORMATION>
学校法人宮田学園

理事長:宮田 智栄
所在地:福岡市塩原4-17-17
設 立:2012年4月
TEL:092-541-8450
URL:http://miyatagakuen.ac.jp

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