2024年03月29日( 金 )

「無料の健康調査」として健康食品を販売~特商法違反で行政処分

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 内閣府沖縄総合事務局は7日、「無料の健康調査」と称して高齢者宅を訪問し、健康食品「極安心」を販売していたとして、訪問販売業者の(株)グランビア(本社:長崎県佐世保市、野方亮司代表)に対し、特定商取引法に基づく行政処分を行ったと発表した。

 同社は2017年4月頃から 「機械に指を乗せるだけで毛細血管の血流検査ができます。無料ですので受けてみませんか」 などと告げるのみで、健康食品の販売勧誘であることを事前に告げていなかったほか、売買契約の締結時に、売買契約の内容書面に十分に読むべき旨が赤枠のなかに赤字で記載されていなかった。加えて契約書面に記載されている購入者の年収について、虚偽の記載をさせていた。

 同事務局は特商法で規定されている「勧誘目的などの明示義務違反」「契約書面の交付義務違反」「契約書面の虚偽記載」にあたるとし、同社に対し、「訪問販売をするときは勧誘に先立ち、相手方に対し売買契約の締結について勧誘をする目的である旨と、商品の種類を明らかにすること」「訪問販売にかかわる売買契約を締結したときは、売買契約の内容を明らかにする書面を購入者に交付すること」「売買契約を締結するに際し、契約にかかわる書面に購入者の年収について虚偽の記載をさせないこと」を遵守するように命じた。

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