2024年04月19日( 金 )

全社一丸となって常に変化し、より発展していく(後)

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山本設備工業(株)

新社屋落成とCIの実施

新社屋と社員一同

 同社は、2017年11月に鉄骨3階建ての本社社屋を南区那の川から同区清水に新築移転。新社屋での業務は同年12月1日からスタートした。山本代表は「16年に創業60周年を迎えたことをきっかけに、新社屋の建設を決断いたしました。旧本社建物の老朽化とスタッフが約60名に増え、手狭になってきたことも新社屋建設の理由でした」と語る。

 新社屋のスタイリッシュな外観もさることながら、オフィス内はシンプルながら洗練され、社内のコミュニケーションを重要視したレイアウトを採用している。また、建物周りには緑が植えられるなど、同社の地球環境保全、人に優しいエコロジーへの姿勢が明確に表れている。

 新社屋の落成とともに、ロゴマークを一新。「30年ぶりのCI(コーポレート・アイデンティティ)です。新ロゴマークは建物の配管、葉脈、そして樹木がすくすくと成長している様子を表現しています」(山本代表)。

 新社屋の落成とCIの実施により、「全社員のモチベーションと一体感が、より一層高まったことが実感でき、これまで以上に進化していこうという決意が伝わってきます。この建物とロゴマークが長きにわたり輝き続けるようにしていきたい」と山本代表。

 前回の本社屋の改築、ロゴマーク作成を行ったのは約30年前。今回の新装は、次の30年を見据えた同社の覚悟の現れである。30年後の社会は現代より、もっと変化・進化していることが予想される。同社は時流に沿った総合設備工事業としての在り方を求め続けている。それは迅速・丁寧な仕事、廉価で、かつ高品質、そしてアフターサービスが充実した、お客さまにとって「良い設備工事会社であること」を追求し、提供し続けていくことで達成できるだろう。

次世代への伝承

 近年の新卒採用は、いわゆる「売り手市場」で、求職者側が有利だとされている。よって、大手や業界の中堅企業に応募が集中、採用競争は激化している。そんな状況下、同社は毎年、地道な採用活動を行い、新卒社員を積極的に採用している。

 採用活動の1つに、同社オリジナルの採用専用ウェブサイト「山本設備工業リクルートサイト」の運営が挙げられる。そこでは同社の特色・魅力、社員の生の声、詳細な仕事内容、山本代表のメッセージ、職場見学レポートなど同社の特徴をわかりやすく掲載している。それを見た学生たちからは「親切丁寧でわかりやすい」と高い評価を得ている。

 とくに山本代表のメッセージや社員の生の声では、同社の社風である誠実で心を込めた丁寧な仕事への取り組み、社員の仕事に対する真摯な姿勢やチームワークの良さについて具体的にわかりやすく説明されている。

 山本代表は「弊社は水と空気を扱います。水と空気は地球が存在し、人間が生きていくなかで、絶対に不可欠です。だから、この仕事はなくなりません。市場の動きは時代によって変わりますが、私たちの仕事は今後も決して途絶えることはありません。真面目に一歩ずつ技術を高めていけば、必ず生涯の仕事にできると約束します」と次世代を担う学生たちにメッセージを送った。

(了)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:山本 慎一
所在地:福岡市南区清水3-5-27
設 立:1961年3月
資本金:5,000万円
TEL:092-554-5930
URL:http://www.y-s-k.co.jp

<プロフィール>
山本 慎一(やまもと・しんいち)

 1963年10月13日生。福岡市出身。90年4月、山本設備工業(株)入社。2002年12月、取締役就任。06年1月、代表取締役社長に就任した。趣味は読書、ゴルフ、海外旅行、家族団欒。

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