8日、国内製薬首位の武田薬品工業(以下:タケダ)が欧州製薬大手シャイアーの全株式取得による買収手続きが完了したことを発表した。
買収金額は約6.3兆円と言われており、買収資金はタケダの新株発行と現金を組みわせて調達する。これによりタケダの発行済株式は従来の2倍、有利子負債は従来の1兆円から5兆円に増加する。
買収後のタケダの売上収益は1.7兆円から3.4兆円となり、地域別の内訳は米国49%、日本18%、その他33%で日本初のメガファーマ(巨大製薬会社)が誕生する。
今回の買収によりタケダは重点領域とするオンコロジー(がん)、消化器系疾患、神経精神疾患に加え、シャイアーの強みである希少疾患分野を生かして米国市場での営業を強化する。
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