ダイキン　冷媒配管工事が要らない屋外用エアコン5月15日発売

　ダイキン工業（株）（本社：大阪市北区、十河政則社長）は、新商品として屋外用エアコン「アウタータワー」を5月15日に発売する。

　近年猛暑が続く一方で、高まる屋外イベントやグランピングなどのアウトドア需要に対する熱中症予防や暑さ対策のニーズに応える。同製品は室内機と室外機が一体となっているために冷媒配管工事が不要。電源工事と排水用ドレンホース接続のみで設置が可能としている。一般的なエアコン室外機と同等の防水性を備えながらも、キャスターや取っ手が付属し、運搬や移設も容易。排熱を上方へ吹き出すことにより、周囲4方向に冷風を噴き出す構造を実現。各方向約3m先まで冷風が届く。

　昨年から複数の展示会に開発段階で参考出展したことで、各企業、自治体から問い合わせが入っているという。価格はオープンで60万円程度（税、工事費別）を想定している。同社広報は「建設現場や屋外作業所の休憩スペースなど、業務用途にも活用してほしい」としている。

【吉田　誠】