2024年04月20日( 土 )

【パチンカー代の『釘読み』】Eスペース、福岡市場で生き残れるか

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
Eスペース福岡本店

 パチンコホール(以下、ホール)「Eスペース」や「ファラオ」などを埼玉、福岡、沖縄エリアで10店舗以上展開しているイースペース(株)。福岡ではEスペース「福岡本店(福岡市東区)」「福岡東店(糟屋郡志免町)」「赤坂店(筑後市熊野)」「篠栗店(糟屋郡篠栗町)」の4店舗が営業中だ。

 福岡4店舗のパチンコ・スロット総設置台数は2,000台を超える。最も設置台数が多いのは福岡本店の922台で、残り3店舗はそれぞれ600台未満となっている。

 同社は本社を埼玉県に置くが、最も多くのホールを展開しているのは沖縄県だ。2018年には関連会社の(株)ケースペースから「イースペース我如古店(現・ファラオ我如古店)」の営業を引き継ぎ、19年3月現在、沖縄エリアでは「Eスペース」「スーパーEスペース」「ファラオ」の合計8店舗が営業中だ。

 埼玉、沖縄、福岡の3エリアでの営業で、15年9月期から17年9月期にかけての売上高は、平均約45億円で推移。単純計算で、一店舗当たり平均約2億6,000万円売り上げている計算だ。しかし、遊技機に対するものから広告に対するものまで、集客の足かせとなる規制強化の影響は同社も免れない。業績は減収傾向にある。

新たな動きが??

 また、18年9月期は2億円の最終赤字を計上。2期連続の赤字決算となったが、自己資本比率は92.7%と財務内容は堅牢だ。
同社の今後の動向が気になるところだが、「お話することはできません」(同社社員)と話す。

 福岡の遊技市場は「ワンダーランド」や「ユーコーラッキー」など、名だたるホールがしのぎを削る激戦区。生き残るためには、新たな一手が必要になる。

 【代 源太朗】

関連キーワード

関連記事